開催しました!JAJスタディ・ミーティング2017 第3回 石留めセミナー
7/12(水)御徒町の コマ工芸 にて、JAJスタディ・ミーティング2017、第3回目の「石留め」のセミナーを開催しました。
狭い工房でのセミナーでしたが、銅版にキュービックジルコニアの彫り留を実際にやってみました。
ヒコ・みずのジュエリーカレッジで、長く石留めや彫りのゼミを担当していらっしゃった、菊池隆志さんのコマ工芸で、菊池さんにじかに指導していただき、
現役石留め職人も加わって指導をしていただきました。
リアルに触れないものが多い今の世の中で、金属の板に穴を開ける、調整しながらコンマ何ミリの世界でに石を落とし込んで、回りの金属をヘラや鏨(たがね)でならしたり彫ったりして留めていく。
金属の硬さ柔らかさ、ちょっとした工具の先の調整。
角度や力の入れ方、などによって、きれいに石が留まるかが決まる。
触った感じ、金属を彫る音、目での確認。
人の生まれながらに持っている感覚を研ぎ澄まして、仕事にかかる。
この絶対的なリアル感はある意味、今の世の中では驚きに値するかも知れない。
真剣なまなざしは、ものをつくる一つ一つの作業に魂が注ぎ込まれるような気がします。
昨日は、ジュエリーというものづくりが、とても足に地が着いている気がして、
こういう人たちと一緒に集えることが、なんだかとても誇らしい日でした。