2016年10月第9回SM「売れる、ということについて今、考えていること。」

2016年10月第9回SM「売れる、ということについて今、考えていること。」

一言一句にこだわる

第9回JAJスタディ・ミーティングは、10月20日(木)シンコーストゥディオの世田谷のショップで開催されました。音楽業界でCDの営業から、レーベルまで作ってアーティストを世に出し、現在は音楽ECサイトにかかわってる方に講師となっていただきました。

まず、今回のこの講演のタイトル、気づかれましたか?
「売れる、」で「、」が入り、「ということについて今、」で切れ 「考えていること。」 「。」で締めくくっていますね。私も、ブログやこういった情報、FB、メールなどを書いていると、言葉が人の琴線に触れるのはどこかな?と常々考えて悩んでいるので、「あー意図をもっているのだろう。」と感じました。

三位一体が非必須条件

今回はアーティストやクラフトマンだけではなく、販売やプロデュースをしている方が多かったのも特徴です。

現在のなさっているお仕事の内容を通して、売れるアーティストの条件、残るアーティストの条件。そして、アーティストがいたとしても、アーティスト、広告・宣伝マン、販売(EC・小売店) の役割の人が三位一体にならなければ、まずヒットは生まれない。

そして、アーティストの売れる条件と残る条件。

何をしたいのか?

最も深い問いかけは
「それを通して何がしたい(=何を提供したい)のか? 」
という問いかけでした。この目的意識がない限り、どんな商品を、どんな売り方で、どんな見せ方で行うのか?が決まらない。したがって売れない。

世の中に何を提供したいのか?誰に対して?
という問いかけは、「仕事」という範疇だけではなく常に深く、深く、自分の人生ににも根ざして考えていかねばならないのだとしみじみ思いました。生き方そのものが、ブランドになる。そういうことなのかな?と。

そういった感情論もありながら、きちんと数字上の分析をしていくのも、やはり必須なんだろうとも確信し、反省しました。グーグルのアナリティクスで分析をするとか、顧客にアンケートをとって集計してみる。そしてそれを一言一句に反映をしていく、デザインに、売り方に反映していく。毎日のその地道な作業こそが、本当に欲しい人に欲しいものを届けられるようになる第一歩だと。

今回のスタディ・ミーティングは松山からSkypeミーティングで参加の人もいて、こちらもだいぶ慣れてはきましたが、まだまだ課題が残っています。使える物は使って、コミュニケーションをとるように今後も心がけたいです。

今回でスタディ・ミーティングは第9回。予定していた10回にあと一回です。

たった一人で始めて、その中で多くの方々が手弁当で講演をなさってくださった。本当にありがたいことです。人が繋がる、集まる場所にはきっと何かを動かす力があるのです。そう感じています。